WordPressでLPを実装する手法

LPに限らず、WordPressでサイトを構築する場合には必ず後述するいずれかの手法から選択することになります。

LPを実装する場合のメリット・デメリットを下の表にまとめました。

以下、具体的に説明していきます。

まず、大きく分けて「既存テーマを使う」か「オリジナルテーマを作る」の2つの選択肢があります。

既存テーマを使う

既存テーマとは、最初からWordPressに入っている「Twenty Twenty Five」等のデフォルトテーマのほか、第三者が有償・無償で配布しているテーマです。
ビジネスに使われるものでは「Lightning」や「SWELL」「Snow Monkey」といったところが有名です。ほとんどの場合有料ですが、1万円前後で入手できます。

こうした既存テーマを使うと、簡単に全体の調和が取れたサイトを作れますが、カスマイズの自由度は高くありません。
「オリジナリティよりも、とにかくきちんとしたHPが作れれば良い」という場合には、専門知識もあまり要らず手軽で理想的ですが、LPの場合オリジナリティのあるデザインでないと意味がないためあまり向きません。

既存テーマを使う手法では、Elementorというプラグインを利用する方法もあります。
この場合、まずElementorありきで、テーマはElementorと合わせやすいかどうかで選びます。国産のものはあまりなく、「Astra」等がよく使われます。

Elementorを使うと、前述したような商用テーマをカスタマイズするよりも柔軟性の高いデザインを実現できます。そのため、特にインパクトのあるデザインを重視するLPではよく使われます。

ただ、Elementorのデメリットは、サイトが重くなる点です。(サイトを開こうとしたときに読み込み画面が出たら、それはたいていElementorで作られたサイトです。)
また、Elementor無料版ではできることが限られたり、やりたいことによってはさらに追加の有料プラグインが必要になったりしてきます。

オリジナルテーマを作る

テーマ自体をオリジナルで作ってしまえば、カスマイズ性がどうこう悩む必要は一切なくなります。
ただし、当然ながら一定以上の知識と技術が必要で、専門業者の領域になります。

オリジナルテーマを作成する方法には、2025年現在〝まだ〟2つの選択肢があります。

一つは、旧来のクラシックテーマを作成する方法です。
これは、いったんHTMLとCSSで静的なページを構築した後、それをWordPressのテーマに変換する手法です。

問題は、WordPress上でHTMLファイルを表示しているだけなので、現在のWordPressで基本となっているブロックエディタには対応できません。
編集するには、WordPress上でHTMLを編集するという形になります。

もう一つは、オリジナルのブロックテーマを作成する方法です。
最初からブロックエディタ前提なので、編集もWordPressのブロックエディタで可能です。

こちらの問題は、「できる人がまだ少ない」ことぐらいです。ブロックテーマの登場からかれこれ5年近く経っているのですが、WordPressの仕様に変化が多く学びにくいうえ、制作環境も中途半端なためです。
もっとも、これは制作を依頼するクライアント様にはあまり関係のないデメリットです。

まとめとして最初にお見せした表を再掲します。

当社ではオリジナルのブロックテーマを用いています

以上のような考えから、はなゆみLP制作サービスでWordPressによる制作を行う際には、オリジナルのブロックテーマを作成する手法を採用しています。
そのため、納品したLPの内容編集を、お客様自身がブロックエディタで行うことができます。

下は編集画面の一例です。
なるべくお客様が編集しやすいよう、要素グループごとに分かりやすい名前を付けておくなどの工夫もしています。

また、WordPressに慣れていないお客様には、必要最低限に絞ったWordPress操作マニュアルを差し上げております。できるだけシンプルに分かりやすく記載しているため、初心者の方にも馴染みやすくなっております。

ぜひお気軽にお問い合わせ下さい!